MPOでは医・歯・薬学部等を有する大学との連携を強化しております。国内だけでなく海外も含め知財のネットワークを拡大しております。
- ■知財の啓発
学内における知財の啓発、知財の発掘のために全学または、講座別の知財啓発セミナーを行なっています。各セミナー終了後のアンケートに基づき、シーズ・ニーズについて、個別にヒアリングを行います。
- ■発明相談・特許性調査
大学やTLOからの発明相談を受け、類似の先行出願がないかを調査致します。事業化にあたっての権利に向けて、研究のアドバイスを行います。
- ■ビジネスモデル企画・市場調査
大学のシーズ・ニーズを活用した事業のビジネスモデルの企画、市場の動向や競合製品等の調査を致します。
- ■パートナー企業の
探索・契約交渉国内・海外における事業化パートナーの探索、共同研究・ライセンス等の契約交渉等を行います。
- ■助成金申請サポート
それぞれの案件に合った申請可能な助成金探索を行い、申請書作成の支援を行います。
- ■大学知財のイベント出展支援
「Bio Japan」「BIO tech」や「イノベーション・ジャパン」「CPhI Japan」「米国BIO」など、マッチングイベントへの出展を支援。 また、出展コンセプトの企画及び案件選定、資料(日本語・英語)の作成。当日の イベント対応、企業への提案・交渉を行います。
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院看護部、栄養部、薬剤部、安全管理室のスタッフのアドバイスにより、改良を重ね、製品として販売中である。意匠権の登録を受けている。
従来の栄養バッグは、瓶製で、それを洗浄して用いていた。そのため、衛生面や手間削減の点から、ディスポーザルタイプの栄養バッグの開発を行った。
バッグには、他の輸液と間違えないような工夫や、バッグが膨らんだ状態でも液量が精度よく計測できるような工夫、さらには、ベッドに掛けられるような工夫などが数多く実施されている。
初期の段階で、特許化は難しい可能性があることを判断し、企業とも相談の上、最終的に意匠権によって知財の保護を図る戦略をとった。
ポイント
企業との相談の上、意匠権によって、知的財産の保護を実施している。特許化が難しいと判断された場合において、意匠権によって権利を保護しライセンスを行っている点が特徴的。